2018年7月8日日曜日

リトル・フリー・ライブラリーを始めましょう!




私が住むシアトルは、アメリカ国内で読書をする人の数がとても多いところだそうです。  確かに秋から冬にかけて雨が多いから、屋外でできる楽しみといえば限られてきますよね。  だから本でも読もうと思うのかなあ。  それにシアトルは学歴が高い人も多いそうで、それも影響しているのかもしれません。  それにワシントン州出身の作家は多くて、ベストセラーになっている人も少なくありません。

そういう背景があるせいか、シアトルにはたくさんのリトル・フリー・ライブラリー(略してLFL)があります。  私も家の前にLFLを置いています。  ずっと前からやってみたかったことの1つでしたが、やっと夫に作ってもらって、念願のLFLを持つことが出来ました。

本をたくさん持っていて処分に困っている人、何か地域の人と一緒に出来るプロジェクトを探している人、子供にもっと本に興味を持ってもらいたい人などに、ぜひLFLを始めることをオススメしたいです。


リトル・フリー・ライブラリーとは?




リトル・フリー・ライブラリーは貸出カードも貸し出し期限もない、自由に使える小さい図書館です。  

小さな箱に本を並べて、道ゆく人に自由にとってもらいます。  誰も貸し出しをチェックしているわけではないから、勝手に持っていけるし、期限がないから読み終わるまで時間がかかってもいいんです。  

でも本を借りていかれるばっかりだったら、すぐに箱が空っぽになりますよね。  だからいらない本があったら入れてくださいね!というメッセージも忘れずに。  

基本は一冊とったら一冊入れる。  でも入れる本がなかったら借りるだけでもいいし、たくさん本があったら、何冊入れてもいいんです。



日本にもLFLがありますよ!


Little Free Libraryはアメリカで始まった運動です。  LFLのウェブサイトで登録すると、登録している証明のプラークをもらうことが出来て、ウェブサイト上の地図にも載せてもらえます。  

あまりLFLの数が多くない地域では、地図に載せてもらったら、遠くからでも訪れることができるので、登録することをお勧めします。  私は正式には登録していませんが、シアトルには至る所にLFLがあって、私の家の周りなどは各ブロックごとに一軒はあるので、登録していなくても利用してくれる人が多いです。

今現在、登録されているLFLは世界中に70,000以上あるそうで、日本にも数カ所あります。  

LFLのウェブサイトに地図が出ているので、興味があったらご覧ください。  

https://littlefreelibrary.org/ourmap/



LFLの作り方



本箱の作り方



本箱の形や大きさにルールはありません。  本の数冊入るような小さいものもあるし、中には人が中に入れるくらいの、大きいものまであります。  

ただ屋外に置くことが多いと思うので、木材を使うときには、防水加工に気をつけること、それから扉がきちんと閉まるようにすることが重要です。  扉はマグネットを使ったり、フックで引っ掛けて風が吹いても開かないようにするなど、工夫します。


奥行きは重要です



サイズは自由と書きましたが、本が雨水で濡れたりしないように、ある程度の奥行きは必要です。  




本の背表紙が扉から10センチ以上は離れるように、奥行きを考えて作ります。


面白いデザインも楽しい



今までいろんなデザインのLFLを見てきましたが、私が一番面白いと思ったのはこちら。  ロボットの形をした、ブックボットです。




ロボットのお腹のところに本が入っています。


  




顔の部分はメタルの郵便受けを使っていますね。  目は夜自動車の光が反射するようになっている、オレンジのリフレクターです。  鼻は何かの計器のようです。  全体が金属なので、木製のように水がしみてくる心配はなさそうです。  


お店の前や公共の場所でもLFLがあると楽しい



お店のテーマにあった本で宣伝効果もあり



最近開店したスーパーマーケットの前にも、ちょっとおしゃれな雰囲気のLFLが置かれていました。  






これはリトル・フリー・クックブック・ライブラリーですね。  お料理の本を主に置いているLFLです。  たくさんお料理の本が入っていましたが、その中になんと村上春樹の本が入っていました!(英語訳です)  お料理の本はたくさん持っているから、しっかり村上春樹の本を拝借してしまいました。  彼の本は何冊も英語に翻訳されていますよ。


公園で子供向けのLFL



ある公園には、ストーリーブック・ガーデンという可愛い畑のコーナーがあります。  

絵本のイラストが描かれた看板があって、その横に小さい畑があるのですが、お話に出てくる野菜や果物を、その畑で育てているんです。  

例えば「ジャックと豆の木」の絵が描かれたところには、えんどう豆が植えられていました。  

そのガーデンにあったのが、ポールのリトル・ライブラリーです。


 


このポールというのは、大きなきこりのポール・バニヨンのことです。  アメリカの子供がよく知っているお話に登場するきこりです。  




これがポールです。  ちょっと怖い?

公園だとかなり雨風に晒されてしまうので、本の管理が大変かもしれませんが、もし町内会などで一緒にLFLを運営しよう!という人がいれば、地域の建物を利用して、LFLを設置するのも面白いと思います。


LFL運営の注意点



LFLは利用する人の道徳心に頼るものです。  無料で期限がないと言っても、勝手に全部持って行ってしまったり、本を傷めるようなことはしてはいけません。  それから、自分の本を持ち込むこともできますが、汚れていたり破けているものとか、いわゆる有害図書と呼ばれるようなものは絶対に置くべきではありません。  LFLはゴミ箱ではありません。  

それから私のLFLによく宗教の勧誘用のパンフレットを置いていかれることがあります。  私はその宗教を布教するつもりで置いていると思われたくないので、見つけ次第取り除かせてもらっていますが、勧誘パンフレットはお断りとか、一言添えることも必要かもしれません。


***


私は今までいろんなLFLで面白い本を見つけました。  自分のLFLに、これは人にも勧めたい!と思う本を置いていってもらったこともあります。

誰が入れてくれたのかわからないけど、お礼のメッセージをもらったこともあります。  

本は読まれるために、誰かが書いてくれたんですよね。  家の本棚で埃をかぶっていたら気の毒です。  いらない本がたくさんあったら、是非リトル・フリー・ライブラリーのことも考えてみてください。 


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