2018年6月20日水曜日

ハーフの赤ちゃんと蒙古斑の関係





日本人の赤ちゃんは、お尻に青い蒙古斑がありますね。  

蒙古斑というのは、英語ではMongolian MarkとかMongolian blue spotなどと言われますが、1885年にドイツ人医師のエルヴィン・フォン・ベルツ(Elwin Baelz)によって名前をつけられました。  彼はドイツから東京大学に招かれ、内科学を教えていました。  ベルツは日本人の赤ちゃんのお尻の青い事を黄色人種の特徴と捉え、蒙古斑として提唱しました。 

メラニン色素が真皮の中に溜まっていて、その色素が見えるのが蒙古斑です。  普通4歳くらいまでには見えなくなります。  稀にお尻や背中だけでなく、四肢や肩の方にも色素があり、大きくなっても色が消えない場合もあります。  
実際には黄色人種(モンゴロイド)でない赤ちゃんにも蒙古斑は現れます。  日本人は頻度が高く、ほぼ100%近くの幼児に蒙古斑が見られるようです。  ウィキディアによると、モンゴル人は95%、その他の東アジア人は80%に蒙古斑があると書いてあります。  アメリカのネイティブ・アメリカン(アメリカインディアン)やエスキモーも同じような高い数値で蒙古斑が見られます。  

蒙古斑は黄色人種だけでなく、黒人やヒスパニック系の幼児にもありますが、もともと皮膚の色が濃いので、見た目にはわからないようです。  

黒人の幼児で80%程度、ヒスパニック系は40から50%、インド・ヨーロッパ系ではほとんどなくて、1から10%程度です。 



白人とのハーフの赤ちゃんには蒙古斑はあるの?



私の娘は父親が白人の混血です。  彼女が生まれた時、とても興味があったのがお尻の蒙古斑。  私は100%日本人なので、しっかり蒙古斑はあったはずですが、彼女のお尻には何にも青い部分はありませんでした。  

肌の色そのものは、どちらかといえば白い方だったけど、日本人だって色白の赤ちゃんは大勢いますよね。  私の身内にも色の白い人はいるし、特別白人ぽいところはなかったように思います。  ただ髪は新品の1セント・コインのような赤っぽいブロンドで、目はブルーとグレーを混ぜたような、日本の赤ちゃんには見えない色でした。

まだ娘が3、4ヶ月の時に、何人も日本人のお母さんに知り合いました。  お相手が日本人の人もいたし、白人の人もいました。  親が両方日本人の赤ちゃんは、みんな蒙古斑がありました。  でもお父さんが白人のハーフの子たちは、蒙古斑がある子もいたし、ない子もいました。  

どういう子に蒙古斑がなかったかは、はっきり覚えていませんが、一人のハーフでも蒙古斑があった男の子は、日本人にしても少し肌の色が濃い方でした。  彼には妹がいますが、彼女が生まれたときは蒙古斑がありませんでした。  妹の方はお兄ちゃんに比べると色白でしたが、それが関係しているのかどうかはわかりません。  ただ同じ親から生まれて来ても、肌の色も見た目も全然違うので、面白いなあと思いました。  うちは一人っ子なので比べることができません。  



虐待だと思われたら大変ですよ!



私は子供が生まれる前から蒙古斑については興味があったので、夫には蒙古斑の事を話してありました。  彼はそんなものがあるのかどうか全く知識がありませんでした。  娘のお尻には蒙古斑がなかったから、実物を見せてあげることが出来ませんでしたけど、ずっと半信半疑でした。  

医療を学ぶ人たちは、もちろん蒙古斑の知識はあるはずで、産婦人科のドクターや看護師がそんなものは聞いたこともない!なんて言ったらおかしいですが、一般の人には見たことも聞いたこともない人が大勢いるようです。  特に白人ばかりの場所/国に住んでいたら、そういうことは話題に出ることもないと思います。

日本でも親や他の大人による幼児・児童の虐待が問題になっているようですが、アメリカでは医師や看護師、保育所や学校の職員が、体にあざや傷がないかチェックをすることがあります。  もし説明のつかないあざや傷があった場合、虐待の可能性があるとみなされて通報されてしまいます。

アメリカではお尻を叩く(スパンク)だけでも虐待だという人もいますから、お尻に青い色があったら、虐待のせいであざが出来たと勘違いされる可能性もあります。  

子供の世話をする人や、蒙古斑について知識のない親戚や友人などには、あらかじめ説明しておく必要があります。  



***


日本語には、大人になっても一人前の行動が出来ない人を尻の青い奴とか青二才などと呼びことがありますね。  これはいつまでたっても蒙古斑がなくならないということで、いつまでたっても子供っぽいという意味です。  

アメリカは白人が多いから、お尻が青いという意味の青二才のような言葉はありませんが、同じような事を意味する言葉としては、グリーン(green)を使います。  熟していない緑色の実、という事でしょうか?  He is still green. というような使い方をします。  面白いですね。



↓ ランキングに参加しています。  応援していただけると嬉しいです。

ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村

人気ブログランキング

このエントリーをはてなブックマークに追加





よかったら↓のSNSでシェアしてください! 

0 件のコメント:

コメントを投稿