2018年6月18日月曜日

3週間でスマホ依存症は治るのでしょうか?





いきなり質問ですが、あなたはスマホを持っていますか?

総務省の平成28年通信利用動向調査の結果によると、日本人の個人では56.8%、世帯にすると71.8%の人がスマートフォンを持っているそうです。  

アメリカでは、ピューリサーチセンター (Pew Research Centerという調査企業がスマートフォンの所有率について調査した結果を、モバイルファクトシート(Mobile Fact Sheet)で発表しています。

それによると、アメリカ国民の95%がなんらかの携帯電話機器を所有していて、2018年2月の段階では、その内の77%の人がスマートフォンを所有しているそうです。

男女比はほぼ同じ数字ですが、年齢別に見てみると、18歳から29歳のグループでは、100%の人が携帯電話を所有していて、その中94%がスマートフォンとなっています。  年齢が上がるに従って、所有率は低くなります。  65歳以上は携帯電話の所有は85%で、スマホは46%の人しか使っていません。  スマホは若い人の半数以下です。    

また、学歴や年収が高いほどスマホを持っている率は高く、都市部と地方の田舎では、都市部の方がスマホを持つ人の割合が、20%近く高くなっています。

私の家族は三人で、大学生の娘と夫と私の夫婦で、全員スマートフォンを使っています。  娘が一番先にスマホを使い始めたのは、彼女が高校生の時でした。  私はその後すぐに古い型からスマホに変えて、夫は3年くらい前にスマホを使い始めました。  

4、5年前はまだ携帯電話さえあれば、スマホでなくても問題なかったように思いますが、いまは誰でもスマホを持っていることを学校やビジネス、病院などが前提として話をするので、スマホがない生活は不便なことが多いです。  

100%の18歳以上、20代の若者が携帯電話を持っていることからも分かると思いますが、彼らにとってはスマホがない生活はただ不便なだけでなく、なくては生活が出来ないくらいになっているのが実情のようです。

この夏私の娘が、ある夏のトレーニングキャンプに参加して、3週間電話もWi-Fiもない山奥で生活することになったので、今までスマホ依存症になっていた彼女がどうなるのか、興味があってこの記事を書くことにしました。  

アメリカのデータと娘の周りで実際にあることなどをもとに、次の内容でスマホ依存症について書きますので、どうぞご覧ください。


  • スマホ使用の実態(数値で表示)
  • ガラ携からスマホへ、使う内容の変化の記録
  • 若者とスマホの関係
  • スマホを使う時間/回数を減らすために出来ること


スマホ使用の実態



スタティスタ(Statista)というサイトに、スマートフォンの依存症と思われる人たちの行動を数字で表したデータが出ていました。

これによると、アメリカでスマートフォンを所有する人たちが、平均で1日に47回は電話をチェックするということです。  起きている時間を16時間として、1時間に3回はチェックしているということになります。  

85%の人たちは、友達や家族と話をしている間にスマホを使うことがあると答えています。  これはきっと食事中も含まれると思われます。

80%の人が、朝起きてすぐ、または就寝前に電話をチェックするそうです。  そのうち35%の人は、起きてすぐ5分以内、または寝る前の5分以内に電話をチェックしています。  

47%のスマホ保持者が、なんらかの形でスマートフォンの使用回数を減らす試みをしたことがあると答えています。  

その内成功したと答えた人は、試みた人の全体の30%しかいませんでした。  



ガラ携からスマホへ、使用目的の変化 



我が家で携帯電話を使い始めたのは、10年くらい前のことです。  当時はプリペイドカード式の電話を使っていて、一回の通話に$1かかりました。  $1で何分も話せたのでよかったのですが、一通話$1と決まっていたので、間違えてかけたり、相手が留守番電話にしていても、必ず$1取られてしまって、気軽にかけられるようなものではありませんでした。

日本では携帯電話ごとにEメールアドレスがあって、アメリカのコンピューターからメールを送っても、相手の携帯で受け取れましたが、アメリカではそういうことは出来ませんでした。  

テキストメッセージと言って、携帯電話を使ってそのままメッセージを送りましたが、初めの頃はテキストの文字数が決まっていたり、アルファベットでしかタイプ出来ないようになっていました。  

娘が中学生から高校生になった頃、アップルのiPhoneがティーンエイジャーの間でもかなり普及してきました。  その頃から会社によっては電話をかけ放題とか、テキストメッセージを何度でも送れるというサービスを提供するようになり、友達からどんどん電話でなく、テキストメッセージが届くようになり始めました。  これが大体5、6年くらい前のことです。  

テキストメッセージに反対だった私たちは、娘の電話は依然としてプリペイドの旧式の電話にして、彼女にはiPod Touchだけ使わせていました。  これだとWi-Fiがあれば、iPhoneからのメッセージは繋がったので、彼女が家でWi-Fiを使う時にのみテキストメッセージでやりとりが出来るようにしてありました。  

私たち親の方にラッキーだったのは、Facebookが出てきた頃、まだ娘は小学生で、年齢的にアカウントを持てなかったこと、またスマートフォンを持たせていなかったこと、プリペイド式だったので、携帯電話そのものを使うのを制限できたことです。  このために我が家では、他のティーンエイジャーに比べて、携帯電話を使う時間は少なく抑えることが出来ていました。

その後だんだんと携帯電話の会社の競争が激しくなり、安い値段で通話時間やインターネットのデータ量が多いサービスを受けられるようになりました。  また電話自体もスマートフォンの種類が増えて、安く買えるようなったので、家族全員iPhoneを使うようになって今に至っています。

私はもっぱら電話、テキスト、メールのチェックなどに使っています。  アプリはそれほど使っていません。  

娘の方はというと、生活全てがスマホの中に入っているように、いろんなアプリを使って、コミュニケーションの手段としてのアプリだけでもかなりの数があります。



若者とスマホの関係



アメリカのティーンエイジャーで、私の知っている限り(かなり大勢います)でスマホを使っていない人は、今の所会ったことがありません。  

1日のうちで47回スマホをチェックするというデータは、ティーンエイジャーには当てはまらないのではないかと思います。  もうスマホから手が離れていない時はないのではないかと思うくらい、誰でもスマホの画面にしょっちゅう目をやっています。  

アメリカのティーンエイジャーの間でよく使われているアプリは、Facebook、Instagram、Snapchatなどです。  日本ほどLINEは普及していません。  全てのアプリでアカウントを持っている人もいれば、いくつかだけ使う人もいて、写真を共有するとか、メッセージを送る時に、用途に応じて使い分けているようです。

何かのメッセージを送った時に、相手がそれを受け取って読んだかどうかがわかるようになっていることが多いので、すぐに返事を送ったり、反応を示さないと、心配したり、腹を立てたりする人がいるようで、スマホのアプリを通じて繋がっている友達が多ければ多いほど、常にスマホをチェックするようになってしまうのが現実のようです。  



スマホ依存症から抜け出す方法



スタティスタのデータに、スマホの使用時間/回数を制限するために行った手段とそのパーセンテージが出ていました。

下が試した人の数が多い順に書かれた方法です。

  1. スマホを手の届かないところにしまう。  38%
  2. お知らせ音を消してしまう。  32%
  3. 一人の時は、スマホを触らないように、バッグやポケットの中にしまう。  27%
  4. アプリを削除してしまう。  26%
  5. 夜電話を切ってしまう。  26%   

この他にも、子供やティーンエイジャーのいる家庭では、Wi-Fiをある時間になったら切ってしまう、食事中はスマホをテーブルから離したところにおく、などの家族で約束事を決める方法もあります。 



***


アルコール依存症から抜け出したい人が、お酒を飲む人から距離を置いておつきあいをするのが難しいように、スマホ依存症は知らず知らずに依存症になっている人が多すぎて、一人だけ抜け出すのはとても難しいのが現実です。

仲間がみんな一斉に、夜10時になったらテキストを送るのはやめよう!と申し合わせれば、スマホをチェックする必要も無くなって、簡単な事ですが、そんな事をしたくない人ばかりだから、もしかしたら私がチェックしていない間に何かメッセージが入っていたらどうしよう、と思って落ち着かなくなってしまうのです。  

娘と私は同じ家にいても、Facebookで面白いビデオを見つけたりした時にお互いに送りあって笑ったりしていたし、大学に行っている間も毎日何かしらのメッセージでやりとりしていました。  今回娘がキャンプで留守にしている間、依存症ではないと思っていた私でさえ、彼女がまるっきり電話もWi-Fiも使えないところにいる事は初めての体験なので、どうなってしまうかわかりません。

彼女は3週間したら帰ってきますが、多分禁断症状が出て、戻った途端にスマホ三昧になるのではないかなあと思います。

私の方は、これを機会にスマホの使い方を見直して、もう少し他のことに集中できるようにしていきたいと思います。  




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