秋季入学式に大賛成、でも社会に及ぼす影響は?  | スロスのシンプルダイアリー

2018年4月4日水曜日

秋季入学式に大賛成、でも社会に及ぼす影響は? 


入学式の季節ですね。


アメリカには入学式がないんですよ。  初めて学校に行く子達は、スクールバスの乗り場でいってらっしゃい!と手を振られて、何がなんだか分からないけど、いきなり学校で第一目を迎えるんです。  

日本の入学式の日は、ピカピカの一年生はよそ行きを着て、新しいランドセルで嬉しそうなのはわかるけど、主役でないお母さんもここぞとばかりにおしゃれをして、家族揃って記念写真。    

うちにはそう言う写真がないから、ちょっと残念です。

最近ぽちぽちと日本の大学でも秋学期入学式をする所が増えているようですね。  

私は大学以外でも、日本の学校全部が秋に新学期を迎えて、夏の前に学年を終えるようになったらいいと思っています。  でも簡単に実現出来ないのは目に見えていますけど…

いつかそんな日が来るかもしれないので、私の意見をいくつか書かせていただきます。



秋に新学期があるといい理由



次にあげる理由は、6月の後半あたりに学校が終わって、まるまる2ヶ月夏休みがある、というのが前提で書いていますから、あしからず。
 


夏休みを有効に使う



秋にスタートするのがいいというよりも、6月に学年が終わるのがいいというのが、私の秋学期スタート賛成の大きな理由です。  

そもそも日本の夏休みは短すぎますよ。  体温と変わらないくらいの暑さになることだって、珍しいことではないのに、そんな時に7月の途中まで学校に行って、夏休みになっても宿題が出されるんだから、日本の子供は可哀想でなりません。  

暑い時には生産性が上がりません。  だから、みんな勉強のことは忘れて、夏にしか出来ないことを思いっきり楽しめばいいんじゃないですか?

それに4月に学校が始まって、すぐにゴールデンウィークや夏休みがあるというのは、張り切っていた後すぐにやる気がなくなって、秋から学校に戻りたくなくなるという生徒も多いと聞きました。 

学年の途中より、学年最後に長いお休みがある方が、お楽しみがあっていいんじゃないのかなあと思います。



受験から入学準備の期間が短すぎる 



日本の入試システムも変えた方がいいんじゃないかなあと思いますが、まあそれは別の機会にお話しするとして、今のやり方では、学年が変わるまでの期間が短過ぎると思います。

特に大学生は、大学の合格発表があった後、進路をすぐに決めないといけません。  もし遠くの学校に行くのであれば、新生活の準備も必要です。  これは新社会人も同じことです。

人生のかなり大きな決断をするのですから、もっと余裕を持って後悔のないように、長い夏休みに時間をかけて準備できたらいいと思います。



入試の時期は体調を崩しやすいし、天候も良くない



冬の一番寒い時に入試があるというのは、学生さんにとっては酷じゃないの?  風邪やインフルエンザにかかってしまって、試験を受けられなかった!なんてなったら悲劇ですよ。  

それに雪が降ったり、道路が凍結するようなことがある場所にいる人は、試験会場に行くのだって命がけです。  試験の監督をする人だって困りますよ。  

まあ、日本の入試制度にも言いたいことはありますけど、今までのように入試の比重がとても高いやり方だったら、時期を変えるのがいいのではないかなあと思います。


留学生に都合がいいのは、別に関係ない



秋季入学を導入した大学の記事をいくつも読みましたけど、どの大学の記事も留学生の受けがいいようなことが書いてありました。  留学生が増えることは、日本のことを海外に知ってもらうためにもいいことだとは思います。  

でも国際化というと、どうして日本は他の国の都合のいいようにすることが国際化だと思うんでしょうか?  私は留学生の都合を理由に秋季入学を考えるなら、それは変じゃないの?と思います。  

自分が日本からアメリカに留学した経験がありますが、システムが違うのはもちろん承知の上でした。  割合から言ったらすごく少人数の留学生のために良いことでも、それはあまり日本の学生には関係ないんじゃないのかなあ?


実現不可能だと思う理由




会社や役所のカレンダーも9月スタートに変えないと…


どうして日本は、カレンダーと違う、年度というのを使うんでしょう?  もし学校が年度が始まるのを9月にしたら、学校の予算を決めたりするために、役所も同じく9月で区切らないといけなくなりますよね。  

役所が変われば、会社だって変わらないと、もうごちゃごちゃになって収拾がつかなくなりそうです。  まあ、これは事務的な話です。



会社の採用の仕方を変えないといけない 



もし会社が新年度を4月スタートのままにしておいたとしたら、6月に卒業式があったら、その後ずっと新規採用として働くまでに間が空きすぎますよね。  

アメリカでは全員が同じ時に大学を卒業するわけではなくて、必要単位が取れた時点で学期毎に卒業出来るので、日本のように一斉に就職活動をして、卒業したら4月から仕事が始まる、というやり方とは違います。  

会社は必要な時に随時採用して、仕事がもらえたら春まで待つことなく、すぐに働き出すのが普通です。  

日本の会社もそういうやり方だったら、何月に卒業しても関係ないと思うけど、なかなかみんながやり方を変えることはないでしょう。  


日本人は季節と伝統が好きだから…



入学式といえば、春の桜の咲く頃、新緑の季節、なんていうイメージが定着しているから、まずその季節以外に入学式をしようなんて言うと、桜が咲いてないじゃないか!なんて言う理由で怒る人がいそうです。  

それに伝統だし…  伝統と言えば、何も疑問に思わずに、ずっと同じことをやるのも、日本人のいい所でもあり、よそから見ると面白い所でもありますね。  




結局、大学は秋季入学になったとしても、小学校から高校までが全部秋にスタートすることはないと思いますよ。  

だけど、ランドセルは赤と黒しかないって思っていたけど、いつの間にかいろんな色のランドセルが定着したことだし、何があるかわかりません。  

いつか学校がガラリと変わる時がくるのかもしれませんね。  



↓ ランキングに参加しています。  応援していただけると嬉しいです。

ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村

人気ブログランキング


このエントリーをはてなブックマークに追加 

2 件のコメント:

  1. 昨日は初コメ、ありがとうございました。
    南部WA在住のSalieです。

    私も秋季入学式に大賛成です。
    毎年のように、受験時期に大雪降ったりで、大混乱が起こってるのにいつまでもこの時期にこだわってるのは、おかしいような気がします。
    大雪だけでなく、冬はインフルエンザも流行るから、受験生だけでなく、そのご家族や、周りもヒヤヒヤもんで、過ごすのは精神的にも相当辛そうです。(笑)
    夏に受験で、秋から新しく始めるのが体調管理的にも、いいと思います。

    ところで、リンクさせてもらっても良いでしょうか?
    もし、駄目でしたら、お知らせください。

    返信削除
    返信
    1. コメントとリンクをありがとうございます。 私もリンクさせていただきますね。

      削除