2018年7月10日火曜日

カナダのベーコンはハムなの、それともベーコンなの?







先日カナダのバンクーバーに遊びに行ってきました。

朝早く出発して、10時ごろにはバンクーバー市内の南の方にある、Kerrisdaleという地域に着きました。  ここにはコーヒーショップとか日本食のレストランもあるし、小さいおしゃれなお店がいくつも並んでいるところです。

朝ごはんを食べようか、ということで、Bean Brothers Cafeというお店に入りました。


カナダのメニューはよくわからん!







小さくて見にくいですけど、これが朝ごはんのメニューです。

Hash(ハッシュ)というのはじゃがいもです。  Sammy(サミー)はサンドイッチのこと。  そして右上のEggs Bennie(エッグズベニー)というのは、エッグズ・ベネディクトのことです。  エッグズ・ベネディクトは、普通マフィンの上にポーチドエッグとハムがのっていて、それにソースがかかっています。

私はエッグズ・ベネディクトが大好きなので、メニューにあったらいつもそれをオーダーします。

少し前までは、カナダにくるといつも物価が高くてびっくりしました。  でも今はカナダのドルが安くて、CAN$1がアメリカの75セントくらいなので、カナダのメニューの値段に0.75をかければ大体の検討がつきます。  そうすると、エッグズ・ベネディクトはアメリカのドルでも$10位ということです。  

最近のシアトルのレストランでは、エッグズ・ベネディクトを$10で食べられるところなんてどこにもないので、これは安い!  シアトルの物価はアメリカ国内でもかなり高い方らしいですけど、どうやらカナダにも追いついたようです。  そして今はアメリカのドルが強いから、なんだかカナダのメニューがすごく安く感じます。  これは嬉しい発見です。

とにかくエッグズ・ベネディクトをオーダーすることにしたのはいいけど、一番普通のらしき物に、バック・ベーコンと書いてあります。  

バック・ベーコン?  聞いたことがありません!


カナダのベーコンは、あなたが思っているようなベーコンとは違うかもよ



普通ベーコンというと、上の写真のような、脂肪の層のある細切りの塩漬けお肉を想像すると思うんです。  少なくともアメリカのベーコンはこういうものです。  

カナダにはアメリカでいうベーコンと同じものと、カナディアン・ベーコンというのがあります。  それからバックベーコンとも言います。

カナディアン・ベーコンはつまりはハムのことです。  でもいちいちカナディアンと断らなくて、ただベーコンと言ってカナディアン・ベーコンが出てくることもあります。  

じゃあカナダでハムと言うのはどんなものかと言うと、ハムは脚、腿などの部分のお肉で、カナディアン・ベーコンはお尻に近いところのお肉だそうです。  豚のローストいう部分ですね。

アメリカのベーコンはお腹の部分のお肉を使います。  脂肪分がカナディアン・ベーコンよりも多いんです。







私が注文したバック・ベーコンは背中のお肉だから、バック・ベーコンです。  カナディアン・ベーコンのことですね。  つまりハムです。


聞いてみるのが一番かもね



私の母はカリカリのベーコンが好きで、シアトルに遊びに来た時は、よくベーコンを朝ごはんにリクエストしていました。

一緒にカナダに旅行をした時、レストランで母がベーコン付きのメニューを注文しました。  でも出て来たのが例のカナディアン・ベーコンでがっかりしていました。

確かその時はメニューにただベーコンと書いてありました。  

カナダに行ってベーコンを食べたい時は、メニューにただベーコンと書いてあっても、一応確認した方がいいですね。  あなたの思っているベーコンではない可能性がありますからね!


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2018年6月22日金曜日

海外旅行中に災害に遭った時のために備えておくべきこと





このところ日本では大阪でとても大きな地震があったし、他の地域でも地震が頻発しているそうで、地震はいつ来るか分からないからとても怖いですね。

私はシアトルに来てから二度ほど体に感じる地震を体験しました。  初めての地震はもう20年以上も前のことですが、日本からアメリカに来たばかりのことで、きっと震度3くらいの揺れだったと思うけど、何を大騒ぎしているんだろうと思ったものでした。  2回目の地震は2001年2月28日のニスクアリー地震(Nisqually Earthquake)で、シアトルから少し南の地域が震源のスラブ内地震という種類の地震でした。  マグニチュードは6.8でした。

我が家は下の階の半分が斜面の地面に埋まっているような造りだったせいか、上の階にいましたが、それほど大きい揺れは感じませんでした。  それでもシアトル市内の至る所でレンガの壁が崩れたり、煙突が崩れたりしました。  有名なスターバックスのビルの外壁にも、ひびが入ってしまいました。  

ちょうどその時、私の家族が日本から遊びに来ていて、偶然地震の前日に、レンガが崩れて来たパイオニアスクエアという古い建物の多い地域に行ったところでした。  

地震に限らないですが、海外旅行中にも予想できない災害が起こることがあります。  幸い2001年の地震は、我が家の周りではそれほどひどい被害はなく、日本から来た家族も私たちと一緒だったので、途方にくれることはありませんでしたが、ツアーなどに参加しないで個人で旅行をしていて災害にあった場合は、どうしていいかわからないことが多いと思います。  

大きな災害の場合、地元に住んでいる人たちも避難をしなければならなかったりして、旅行者を助ける余裕があるとは限りません。  そういう時に、孤立しないように、万が一の時にはどうしたらいいのか、ある程度調べておいて準備しておくことが必要だと思います。


災害の時期は避けて旅行する


地震に限ってはいつどこで起こるか、長期に予想するのは不可能ですが、ハリケーンや竜巻き(トルネード/tornado )、山火事や大雪は季節が大体決まっているから、その時期を避けて旅行することは出来ます。

ただ残念ながら、ハリケーンや山火事は夏に多いので、旅行者が増える時期でもあります。  

シアトルがあるアメリカ北西部は、ハリケーンや竜巻きはありません。  でも夏から秋の初めの頃までは山火事が多く、冬になると雨が続いて嵐が来ることもあります。

ある年の冬に、これまた私の家族が日本から遊びに来ていた時に、大量の雨が何日も降り続け地盤が緩んでいて、その後嵐になってあちこちで大きな木が何本も倒れたことがありました。  そのために街中の至る所で停電になり、復旧までに時間がかかりました。  我が家は1日半で元に戻りましたが、1週間近く電気がない所もありました。  

海外旅行は普通かなり前から予約するので、天候が良くないから日にちを変えよう、ということが簡単に出来ません。  ですから、旅行する地域の年間の天気の様子などを前もって知っておくことが重要です。



日本大使館、領事館の連絡先を控えておく



海外で何かあった時に頼れるのは在外日本国大使館や領事館です。

外務省のウェブサイトに、在外公館リストというものが出ています。  国の名前をクリックすると、その国にある大使館や領事館など日本政府の機関が出ているので、旅行中はメモしたものを携帯しておいた方がいいと思います。

それから、政府広報オンラインというサイトには、海外旅行の事前の安全対策とトラブルの際に在外公館がお手伝いできること、という役に立つ情報が出ています。

これは災害の時だけでなく、海外で事件に巻き込まれたり、
盗難に遭った、病気や怪我でなどで治療が必要になったときなど、予期せぬ事態に助けてもらう方法が書かれています。  



旅行先の学校や病院などをチェック



何かの時に在外公館に助けてもらうことは出来ますが、災害に遭った時に、のんびり大使館に電話をする暇がない場合もあります。  地震や洪水などがあった場合、すぐに避難をしなければいけません。  

大抵何処かへ避難するとなると、学校の体育館など、公共の大きな建物が使われることが多いです。  

旅行先の地域の学校の住所や大体の場所を把握しておくことは大切です。  Googleなどで簡単に調べられます。


トラベロコなどで地元の情報を得ておく



トラベロコというサービスを知っていますか? 

海外に住む地域のロコと呼ばれる登録されている人たちが、旅行者と交渉して、ガイドをしたりするサービスですが、無料で特定の地域のロコ達に質問をする事もできます。

何か旅行先のことで前もって知っておきたい事がある場合、トラベロコで質問をすると地元住民の目から見た情報を得ることができるので便利だと思います。   


インターネット、スマホに頼りすぎないこと



最近はなんでもインターネットで調べればわかるし、スマホがあれば記録もしておけるから、紙にメモすることが少なくなったように思います。  でも災害時にはインターネットが使えないこともあるし、停電になって電話の充電もできなくなる可能性があるから、本当に必要な時に困らないように、必要な情報は前もって紙に書いて、パスポートなどの重要なものと一緒に携帯しておくことをお勧めします。



キャッシュ(現金)は全部使わないで!



外国のお金なんて、残ったらまた両替しないといけないんだから、全部使い果たしちゃった方がいいよね!と思う人も多いと思います。  でも帰りの空港に着くまでは、全部使い果たさない方がいいですよ。

もちろん空港でコーヒーの一杯でも飲みたくなったら、そんな少しの金額にクレジットカードを使って手数料を取られたくはないですよね。  だから現金は少しくらいは持っていないと。  

でもそれだけではありません。

災害があると停電になる可能性がとても高いです。  停電になったらカードでの支払いは出来なくなってしまうから、お店で何か買うことは出来なくなってしまいます。  何かのサービスをお願いするときも、現金じゃなくちゃダメ!という事もあり得るので、現金をまるっきり使い果たしてしまうのは危険です。

たくさん残しておく必要はないと思いますが、現地のお店で一食分くらいの食べ物を買えるくらいは、どこか別のところに取っておいたらいいと思います。  


***


どこにいても備えあれば憂いなしです。  旅行前にちゃんと準備しておいて、あとは思い切り旅行を楽しみましょう!



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2018年6月20日水曜日

ハーフの赤ちゃんと蒙古斑の関係





日本人の赤ちゃんは、お尻に青い蒙古斑がありますね。  

蒙古斑というのは、英語ではMongolian MarkとかMongolian blue spotなどと言われますが、1885年にドイツ人医師のエルヴィン・フォン・ベルツ(Elwin Baelz)によって名前をつけられました。  彼はドイツから東京大学に招かれ、内科学を教えていました。  ベルツは日本人の赤ちゃんのお尻の青い事を黄色人種の特徴と捉え、蒙古斑として提唱しました。 

メラニン色素が真皮の中に溜まっていて、その色素が見えるのが蒙古斑です。  普通4歳くらいまでには見えなくなります。  稀にお尻や背中だけでなく、四肢や肩の方にも色素があり、大きくなっても色が消えない場合もあります。  
実際には黄色人種(モンゴロイド)でない赤ちゃんにも蒙古斑は現れます。  日本人は頻度が高く、ほぼ100%近くの幼児に蒙古斑が見られるようです。  ウィキディアによると、モンゴル人は95%、その他の東アジア人は80%に蒙古斑があると書いてあります。  アメリカのネイティブ・アメリカン(アメリカインディアン)やエスキモーも同じような高い数値で蒙古斑が見られます。  

蒙古斑は黄色人種だけでなく、黒人やヒスパニック系の幼児にもありますが、もともと皮膚の色が濃いので、見た目にはわからないようです。  

黒人の幼児で80%程度、ヒスパニック系は40から50%、インド・ヨーロッパ系ではほとんどなくて、1から10%程度です。 



白人とのハーフの赤ちゃんには蒙古斑はあるの?



私の娘は父親が白人の混血です。  彼女が生まれた時、とても興味があったのがお尻の蒙古斑。  私は100%日本人なので、しっかり蒙古斑はあったはずですが、彼女のお尻には何にも青い部分はありませんでした。  

肌の色そのものは、どちらかといえば白い方だったけど、日本人だって色白の赤ちゃんは大勢いますよね。  私の身内にも色の白い人はいるし、特別白人ぽいところはなかったように思います。  ただ髪は新品の1セント・コインのような赤っぽいブロンドで、目はブルーとグレーを混ぜたような、日本の赤ちゃんには見えない色でした。

まだ娘が3、4ヶ月の時に、何人も日本人のお母さんに知り合いました。  お相手が日本人の人もいたし、白人の人もいました。  親が両方日本人の赤ちゃんは、みんな蒙古斑がありました。  でもお父さんが白人のハーフの子たちは、蒙古斑がある子もいたし、ない子もいました。  

どういう子に蒙古斑がなかったかは、はっきり覚えていませんが、一人のハーフでも蒙古斑があった男の子は、日本人にしても少し肌の色が濃い方でした。  彼には妹がいますが、彼女が生まれたときは蒙古斑がありませんでした。  妹の方はお兄ちゃんに比べると色白でしたが、それが関係しているのかどうかはわかりません。  ただ同じ親から生まれて来ても、肌の色も見た目も全然違うので、面白いなあと思いました。  うちは一人っ子なので比べることができません。  



虐待だと思われたら大変ですよ!



私は子供が生まれる前から蒙古斑については興味があったので、夫には蒙古斑の事を話してありました。  彼はそんなものがあるのかどうか全く知識がありませんでした。  娘のお尻には蒙古斑がなかったから、実物を見せてあげることが出来ませんでしたけど、ずっと半信半疑でした。  

医療を学ぶ人たちは、もちろん蒙古斑の知識はあるはずで、産婦人科のドクターや看護師がそんなものは聞いたこともない!なんて言ったらおかしいですが、一般の人には見たことも聞いたこともない人が大勢いるようです。  特に白人ばかりの場所/国に住んでいたら、そういうことは話題に出ることもないと思います。

日本でも親や他の大人による幼児・児童の虐待が問題になっているようですが、アメリカでは医師や看護師、保育所や学校の職員が、体にあざや傷がないかチェックをすることがあります。  もし説明のつかないあざや傷があった場合、虐待の可能性があるとみなされて通報されてしまいます。

アメリカではお尻を叩く(スパンク)だけでも虐待だという人もいますから、お尻に青い色があったら、虐待のせいであざが出来たと勘違いされる可能性もあります。  

子供の世話をする人や、蒙古斑について知識のない親戚や友人などには、あらかじめ説明しておく必要があります。  



***


日本語には、大人になっても一人前の行動が出来ない人を尻の青い奴とか青二才などと呼びことがありますね。  これはいつまでたっても蒙古斑がなくならないということで、いつまでたっても子供っぽいという意味です。  

アメリカは白人が多いから、お尻が青いという意味の青二才のような言葉はありませんが、同じような事を意味する言葉としては、グリーン(green)を使います。  熟していない緑色の実、という事でしょうか?  He is still green. というような使い方をします。  面白いですね。



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